Ableton Liveの使い方 シンセの白玉コードをリズミカルなパターンで自動演奏
YouTube yazawatamioのチャンネル
Ableton Live8のMIDIデバイス、アレンジャービューのオートメーションを組み合わせて、ギター奏者の右手と左手を再現したような感じ。
(リアルなギターの演奏を再現したという意味ではなく、例え)
和声をじゃーーーんと鳴らしっぱなしにしたものを、別のトラックからオートメーションで刻ませて、リズミカルに和声を演奏させる仕組み。
プログラマブルであること、またプログラミングがマウスだけで出来てしまう視覚的な方法であること、Ableton Liveの本質に気付かされるような手法。
かっこいいかどうかだけは耳で判断、エディットは視覚的に作っていけるというのが素晴らしい。
和声は入れ替えても同じリズムで刻んでくれるので非常に使える。今回の動画では比較的普通のパターン、コードで再現したが、ここから崩していくのも面白い。
ぜひ自分で再現して遊んでみて欲しい。
↓この動画はこちらの記事を基にして俺なりに、再現したものです
SOLID STATE NOTES [tips]Ableton Liveでシンセの白玉コードをリズミカルなパターンで自動演奏
http://d.hatena.ne.jp/solidstate/20110425
1.MIDIトラックA作成(白玉コード再生用)
2.MIDIトラックB作成+instrumentsを挿入(シンセ)
3.MIDIトラックC作成+Arpeggiator+Velocity+Note LengthなどをMIDIエフェクトを挿入(コードトリガー用)し、MIDI FromをMIDIトラックA、MIDI ToをMIDIトラックBに指定。
4.MIDIトラックA上でコードノートの入ったクリップを再生
5.MIDIトラックC上でクリップ作成→再生しながらリアルタイムでEnvelopesでVlocityのDrive(アクセント)やNote LenghthのGate(デュレーション)を視覚的に編集
6.気に入ったらMIDIトラックBのレコードアームボタンをONにして好きなスロットにMIDI録音
- もちろんArpeggiatorでアルペジオ出来るし、他にもPitchエフェクトで部分的にノートを上下に動かせるし、Randomで一部だけ乱数を取り入れられるし、Scaleでスケールもオートメーションでいじれるし、それぞれ複数段インサート出来る。
- 自作した白玉コードすべてにこの自動演奏パターンが適用できる。ハウスなんかの定番刻みを作っておいて、鍵盤で白玉で押さえるだけでキーボードトラックがお手軽に完成。
- ピッチは相対的に働いてくれるし簡単なベースパターンにも使えてしまう。パターンループの長さも自由だし。
追記:
- ギターのコードカッティングを作りたいときはMIDI Effect>ArpeggiatorのStyleをChord Triggerにしてね!
メモ
- まず、Mac OSX LionのQuickTimeでNew Screen Recording(画面を動画でキャプチャー)
- 撮った動画をiPhone4Sに入れて、録音ブースに持ち込み少しずつ再生しながらナレーションを考えて収録。
ナレーション収録にはZoom H4nをマイクとして使い、AKAI MPC1000にモノラルで録っていった。
このやり方(ZOOM H4n単体でも録れるのにあえてMPC1000と組み合わせて録るやり方)の利点はナレーションをひとつずつMPC1000にWAVファイルで録っていけるところ。
MPC1000はサンプラーなのでナレーションをプレイバックしての確認、リトライといった作業が直感的でとてもやり易い。また、保存のスピードも速い。
28個のナレーションを録って、次々にノーマライズ(音量の最大化)処理をしてコンパクトフラッシュカードに保存してMacに取り込んだ。
- ナレーションをiTunesに読み込んでプレイリスト化してひとつずつ、大体の内容を曲名につけた。