mini kaoss pad 2はソロ楽器にかけたほうが面白い。(レビュー)
http://soundcloud.com/yazawatamio
引き続き夏の夜の散歩に出る際にリュックにmini kaoss pad 2も入れて持って行くというのをやっている。
MP3プレーヤー機能を利用してWavファイルで音ネタを入れておくと単体でエフェクトをかけて遊べるので試しにAbletonのソングファイルを楽器ごとに書き出して入れてみたら、予想外に面白く遊べた。
ちなみに「リスニング目的のMP3プレーヤー」としては全く使えない。そもそも再生する曲を選ぶ必要があり、その一曲を再生・停止したりピッチを変えたり任意の箇所からCUE再生させたりとかが出来るという仕様だ。iPod的なプレーヤーではない。
再生・停止用に専用ボタンが用意されてる点からも、これはCDJ的なプレーヤーだ。
通常の曲にエフェクトをかけて遊ぶと、あくまで曲の進行に沿ってブレイクの箇所に上手くハマるエフェクトが時々見つかる程度だが、一方でシンセベースのソロループを三分ほど書きだしたものにエフェクトを次々試すとモジュレーションで根本的に違うサウンドになったり意図せず歪み系でワイルドになってこれもアリだなとか、どれも面白い。
広義の意味でのダブ(Dub)をやっているような感覚だ。
そして散歩の休憩中や雨宿りのとき、退屈したらmini kaoss pad 2を取り出して遊ぶと、よくハマれて面白いのでちょっとした楽しみになっている。
だから、少々めんどくさいが新しく曲を作ったら散歩までにソロパートを書きだして仕込んでおくのだ。
iPhoneの音楽アプリとの違いはエフェクトの品質の良さ、エグさのある効果、そしてハードウェアであるところからくる演奏の気持ちよさ。先述した再生専用ボタンもハードウェアならではでストレスがない。
演奏の以外の部分でタッチパネルのデバイスとしてAppleのiPodやiPhoneのような気持よさは無い。mini kaoss pad 2のメニュー選択やエフェクトの選択の操作はどこか窮屈で使いにくい。
買うときに、ダイヤルでぐいっと回す操作が気持よさそうな初代mini kaoss padと迷ったがそれ以外の部分でmini kaoss pad 2のほうが圧倒的多機能で便利なのでやはり2のほうがいい。
・・演奏の話に戻して・・と。
mini kaoss pad 2のルーパー系エフェクトではタイミングや動きで毎回違う感じになったりして手で作っていく感覚が得られて、アナログ的な気持ち良さがある。
そろそろ音ネタとエフェクトの美味しい組み合わせも見えてきたので内部でリサンプリングして、曲作りにフィードバック出来るかもしれないなあとか思う。
思い付きでアナログシンセ(JUNO-106)のスイープさせたノイズを仕込んでみたらフランジャーとかのLFO系エフェクトのかかりが最高で一人で盛り上がったり(曲のブレイク箇所で使えそう!)。
それで思い付いた。次はハイハットとか単純なパーカッションのループを仕込んで、ルーパー系で細かいリズムを作ってみたい。
KORG コルグ ポケットサイズ DJ エフェクター mini kaoss pad 2 MINI-KP2