iPhone4Sでの動画撮影に便利なFilmic Proというアプリ


FiLMiC Pro - Cinegenix, LLC

FiLMiC Pro - Cinegenix, LLC

1.解像度が変更できる
2.標準のカメラアプリよりも広角で撮れる。
3.焦点(ピントの合う位置)と明るさの検出位置を指定して固定できる


↑ FiLMiC Proの設定画面。保存する場所はFiLMiC Pro内部も可能だが、利便性の点からカメラロールに変更しておこう。

iPhone4Sでは標準のカメラアプリで動画を撮影すると1920×1080 (1080p) の解像度になってしまう。
これをFiLMiC Proの設定で 1280×720 (720p) に変更して撮影してみた。
すると動画をMacBookに読み込むときも速く、iMovie '11で編集するときもカクカクしたりせずスムーズにプレビュー出来てストレスも無くなった。サイズも必要以上に食わないのでiPhoneMacBookの容量を圧迫しない。

YouTubeにアップロードしてみても楽器の使い方の動画としては必要十分な解像度だ。
YouTube yazawatamioのチャンネル

何しろ俺のMacBookは Late2008 モデルなので Core2Duoの2Ghz(メモリは8GBに増設してある)というスペックだ。今まで1080pの動画編集にはちょっとギリギリだった。しかし720pでの作業なら快適そのものであり、動画の編集のためにマシンを新しくしたいという欲求が消えてしまった。
turbo.264 HD ELG-US-000003
↑ 快適な理由はもう一つあって書き出し速度を向上させるためにelgato turbo.264 HDを使っている。
書き出しのスピードが相当に向上するので待ち時間のストレスが確実に減った。


標準のカメラアプリよりも広角で撮れるというのもかなり便利だ。どういう仕組なのかは不明だが、FiLMiC Proの画角は広くて撮影がやりやすい。
標準のカメラアプリだと対象物が近すぎて、マイクスタンドに固定したiPhone4Sを高い位置に動かす必要が出てくる。
高過ぎる位置に固定するハメになることが多く、そうなると確認のため画面を覗き込むのが困難になる。
FiLMiC Proならそういうこともない。


↑ FiLMiC Proの撮影画面 焦点をあわせる場所と明るさの検知場所を指で動かして直感的に指定できる。音量のバーが右端に表示されるのも助かる。


ピントと明るさを検出する位置を固定できるのも便利だ。
標準のカメラアプリの場合検出する位置を自動で探るが、例えば物を近づけて製品の表面に印刷してある細かい文字を接写で撮りたい場合などに素早くピントが合ってくれないことがある。
FiLMiC Proで真ん中にピントを固定した場合、映したい部分を真ん中に持っていけば確実にピントが合うので助かる。
明るさの検知場所は画面の暗めのところに指で動かして持って行くと明るくなり、逆の場合も同じ要領で行う。実際に色々動かしてみると、きっと面白いと思う。

このアプリについて欠点も考えてみたが英語である点と、縦では撮れないことぐらいかな。

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