電子音+ソウルフルがとても新鮮だった→「ゴキゲン」氏家さんによる真っ黒なMicrokorg新旧2機種によるアナログ・カーニバルを観て思ったことなど。


http://www.youtube.com/watch?v=vB7M1B_ixI8

序盤にはMicroKORG XL+ の新しい音色に驚く。かなり使える万能系のシンセになっている。
途中から二台を組み合わせて様々な演奏を行うあたりからどんどん盛り上がっていく!

ご存知のように氏家克典さんジャズ・ファンク・ポップス、そしてプログレッシブロックまでこなす即興演奏の達人だが、今回は両手を使って左右の新旧2台MicroKORGによる演奏。

XL+のほうではエレピの音を鳴らしつつ初代のほうでシンセベースを合わせたり、その逆を行ったり。
基本的には2台ともバーチャルアナログシンセなのでソウルフルな演奏が電子音で再現され、いつもの氏家さんの動画とは少し違ったテイストを醸し出している。

音色がアナログシンセなせいか、デトロイトテクノの宇宙っぽさに通じるような瞬間が何度もあったりして非常に新鮮だった。

いつもだったら
エレピ系のシンセのときはジャズ・ファンク・ポップス系の文脈の演奏、アナログシンセの場合はプログレッシブ・ロックな演奏になっていくが、今回はエレピ系の生っぽい感覚のままでアナログシンセを演奏しているのでこういう面白い感じになったのではないかと思う。

私は発売と同時に買った初代のユーザー(10年経った!)なのでもう最近は触ってなかったが、他のアナログシンセと組み合わせて使うことで新鮮に遊べるということが分かって楽しくなってきた。いますぐ引っ張り出して遊んでみたい!


ちょっとした小技も使っている。
左に置いたMicroKORG XL+のほうでサステイン(音が伸びる・鳴りっ放しになる効果)演奏を行っている。
これはKORGのエレクトロ・ピアノSV-1のサステインペダルをMIDIケーブル経由で使っているようだ。
MicroKORG XL+にはサステインペダル端子は無いがMIDI信号の規格自体にサステイン動作を行う信号の番号が決められているのを利用している。
MIDI音源はコントロールナンバー の64(CCの64)を受信すればサステイン演奏になるのでコントロールナンバー の64をボタンにアサインしたMIDIコントローラなどをMicroKORG XL+のMIDIインにつないでコントロールナンバー の64を送ってやればこの動画のようなことが再現出来る。

iPhoneのアプリ+midiインターフェースを使ってサステインボタンを作ることも出来そうだ。

こちらの記事の要領でコントロールナンバー64を送信できるボタンをiPhoneの画面に設置してmidiインターフェースでmicroKORGのMIDI インに繋いでやればいい。


↓ ちなみにこのUSBミニ鍵盤にはコントロールナンバー64(CCの64)を送信するボタン(サステインボタン)を装備している。
MicroKORG XL+には繋がらないので注意・パソコンやiPadのソフトシンセ演奏用のキーボードです。)
Keystation Mini 32
M-AUDIO Keystation Mini 32 ミニ鍵盤32