【改造】MPCSTUFF.COMのMPC1000 XLCDディスプレイの詳細な取り付け方を動画にしました。

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2週間ほど前に注文したMPC1000に取り付けるカスタムパーツがアメリカのノースカロライナ州から届いた!
MPCSTUFF.COM(こちら)がJJ OS(こちら)と共同で開発した大型のLCD液晶ディスプレイだ。

画面が広くなったことで利便性が向上するというアイテムをMPCSTUFF.COMが開発したわけだ。当然OSも専用のものが必要になるのでJJ OS128というOSをJJOS側が担当したものと思われる。

MPCルネサンスAbleton Pushも選択肢としてあるなか、敢えてこちらの方向を選んでみた。
そこら辺の話はまた別の機会に。


価格は液晶がセール価格で185ドル+送料20ドル、OSは無料版がCD-ROMで付いてくるがこの液晶の本領を発揮するため7,600円の有料版OS(JJ OS128XL)のパスワードを(こちらから)購入した。
合計で24,000円くらいだった。
ちなみに有料版のOSはインストールは自由に出来る。保存が出来ないだけで全機能を試すことが可能だった。
パスワードを購入することで保存が可能に。このへんはJJOSの有料版に共通している特徴。


この液晶は2種類あって、見やすい白地に黒い字のほうを選んだ。
非常にくっきりしていて見やすい液晶だ。液晶フェチ(YAMAHA QY20や昔の電子手帳などが大好き)としてはこの液晶の品質には満足できた。


ハードウェア楽器の世界においてサードパーティがOSやカスタムパーツをここまで開発したり発売したりしてしまうというのはかなり特殊な事態であり、AKAIも黙認しているあたり興味が尽きないし謎も多い。
その独特の文化への興味があって無視できなかった。車の改造の世界に近いのかもしれない。
iOSの音楽アプリやAbletonを応援しているのも同じような理由だ。単に道具として実用的なだけではなく、何かワクワクする要素として独自の文化圏や設計思想が感じられるようなものが好きだ。


サードパーティが開発したパーツであるから取り付けにはちょっとした改造が必要になる。
必要な工具はプラスドライバー、マイナスドライバー、それからカッターナイフ、テープなど。

ネジを外して、フタを開け、ディスプレイのフラットケーブルを外し、両面テープで固定されたMPC1000の透明のディスプレイカバーをカッターナイフを使って取り外す。

そしてマイナスドライバーを使ってカスタムパーツのディスプレイを取り付けてフラットケーブルを接続し、再びフタを閉めれば終わり。

改造の難易度は中くらい。

自作パソコンを組んだり出来るスキルがある人なら多分大丈夫。

焦らずに取り組めばいける!でも不器用な人には厳しいかもしれない。
そこら辺は自己責任で判断してください。

本家の英語のチュートリアルを見ながら自分なりにコツをつかんでゆっくりじっくりやっていった。
アメリカンな本家の動画(こちら)は決して丁寧なわけではないので、かなり細かいとこまで日本語で動画にしてみた。

これからトライする人はもちろん、単に暇つぶしの人も観てくださるとうれしいです。



取り付けを必死でやってなんとか無事できたが、MPC1000がバージョンアップしたことの実感はジワジワと後からきている。
特に佇まいが変わったことでメインマシンとして使えそうな風格が備わった印象。
有料版のOS( JJ OS128XL )を使って簡単な曲を作ってみたがJJ OS2XLとの違いは画面の広さだけではなく細かく色々と進化している。
例えばサンプリングするときに入力した音の波形がリアルタイムで表示されるのでサンプリングする前から波形が分かる。これだけでも最適なレベルが視覚的に分かり、便利だしサンプリングへのやる気が違う。


動画のなかでMPC1000の下に敷いている黄色いスポンジは洗車用のもので、100円ショップで購入。
フタを外した状態のMPCを逆さに置いたりするときにこのスポンジがあるとすごくやりやすいのでなんでもいいからスポンジは敷いたほうがいいと思う。

余談だがこのスポンジは普段MPCを演奏するときにも下に敷くといいかも。机の上に直置きしたときのガタガタ騒音が防げるので思い切り演奏できる。

今回は取り付け方だけをやったのでレビュー的な動画は次回。お楽しみに!
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