JJ OS128XL(MPC1000)でサンプリング、スライスして予想外のサウンド実験。


YouTube yazawatamioのチャンネル

http://www.youtube.com/watch?v=0J4SZYzPXpw


今回はちょっとしたJJ OS128XLのレビューから。

ウィンドウを開いた状態のときの画面効果についてですね。
JJ OS128XLになってからはウィンドウを開くと背景がボヤケる効果がつくようになった。これが最初から違和感があってどうも慣れない。

カッコイイ効果だし、凝ってるし、好きなんだけど・・。

結局のところ、背景の文字が読み取れなくなるのがダメだと思う。
ウィンドウが開いているときに背景の情報が読めなくて不便だなと思う場面が多い。
だから出来れば無いほうが嬉しいっすね。

はい、では本題に入ります。
前回の記事に書いたように、今回はBuffer Shuffler 2をJJ OS128XLで再現してみた動画です。

謎の固有名詞多すぎて意味不明なことになってきてますが・・。
JJ OS128XLについてはこちらから関連記事をどうぞ
Buffer Shuffler 2についてはこちらからどうぞ

サンプルをスライスした後、Programの設定とMIDIの打ち込みを組み合わせただけなんだけど予想外に面白かった。
Buffer Shuffler 2という概念(と体験)があったからこそあまり迷わずにどんどん実験を進めていけたというのが大きい。

音ネタは自分で弾いた。
2小節きっかりにサンプリングするためにJJ OS128XLのルーパーを使ったのがコツ。
面白い試みとしては、マイクを立てて鍵盤を演奏するカチャカチャという音も一緒に混ぜてサンプリングした点が挙げられるかも。

このアイデアはBuffer Shuffler 2の実験のために自分の動画の演奏部分をサンプリングしてみたら、マイクからの音も一緒に鳴ってたのがサンプリングされてたのが面白かったところから採用した。

音ネタはPCM音源を弾いたものなのでマイクの環境音を混ぜることで、無音部分によい感じの音響ノイズが足される。
スライスしてやってみるようなときには特に無音部分が完全な無音だとつまらないので効果的だった。

Buffer Shuffler 2はDAW特有のソリッドでクリアーな音だが、JJ OS128XLはMPC1000なのでハードウェア特有の少しなまった出音と微妙なMIDIの揺らぎが味となり、好みの感じの質感が得られた。

何度もトライしてサンプリングし、パッドで打ち込み、手動でパラメーターを弄って耳で判断しながらやっていく作業は職人的で楽しい。かなり入り込める。

しばらくはMax for LiveもLive9(まだ発売して無くてbetaですが・・)も買う必要ないなあ。むしろ、JJ OS128XLで手動でやるほうが他の人とは違うのができそうでいいかもみたいなふうに思った。むしろ、それらのソフトウェアが高くてちょっと買えそうにないという制限を逆手に取っていったところもあるかも。

これは別に逆でも良くて、JJ OS128XLで面白かった機能をAbletonで再現してみるという試みでもいい。

つまり、何らかのイメージを得られれば、それを他の環境で再現してみるというのがかなり楽しいし予想外なことが起こってちょっとした創造につながるという・・。

アナログシンセの実機を持ってるけど曲ではソフトシンセしか使ってないことが気になってる・・なんて悩みもよくあるけど、この場合もイメージを得るために実機を使ってその感覚を再現するためにソフトシンセを使うという発想でいいんだと思う。
実機を触ったことがある(明確なイメージがある)というのが武器になる。
時々イメージを得るために本物を触る or もう十分イメージは得たから売る、両方アリ。

まあ、なんかそんな感じ。