Ableton live 9 betaの動画WARP編集機能でビート作り
YouTube yazawatamioのチャンネル
http://www.youtube.com/watch?v=ac6DTlRTyLo:MOVIE:W520
http://www.youtube.com/watch?v=ac6DTlRTyLo
- まずは動画を御覧ください。
- これは音楽に合わせて動画を編集したのではなく、MPCのパッドで色んな音を鳴らしたものをたくさん動画収録してAbleton Liveのアレンジャービューで編集してビートにしたもの。
- 角度をある程度意識的に変えて撮っていったので、編集したら自然とアングルが切り替わっている。
- 作ったビートに映像を付けていくのは演出ぽくて必然性が感じられず興味が持てないけど、結果的に動画になるというのはイイ!
- 動画としてそんなに違いは感じられないかもしれない、でも作り手としては新鮮だった。
- やり方としてはレコードを沢山サンプリングして音楽を作るのと全く同じ。
- アレンジャービューで動画を編集していくというのはlive8でもlIve9betaでも同様に行えるが、違いは書きだすときに表れた。
- 8ではエラーが出てうまく書き出せない。ところが9betaだと複雑で細かい編集も問題なく動画として書き出せた。同じように見えても中身はだいぶ進んでいるみたいだ。
- 今後もこの手法は続けていきたいので、live9の導入は決定的となった。
- よく聴くとビートがズレてるとこもある(まだ試作)。
- 今回はAbleton live9 betaから書き出したそのまんま。これをiMovie '11に読み込んで効果などを足したりしていく余地がある。
- いくつか動画ができたらiPadのVjayに入れて遊んでみたりも試してみたい。
ハードウェア機材を使ってシンセの音をサンプリング、サンプラーで加工してMPCのパッドで叩いて面白いなと思ったら演奏を動画に撮る、それを機材を変えたりしながらなんとなく撮れ高OKになるまで繰り返す。
レコードをサンプリングする手法と同じで前後の脈略は考えずに単発でどんどん録って(撮って)いく。当然テンポもキーも合わせていないが動画にもWarpが効くのでどうとでもなる。
Warpって何かしら?
Warp機能が分かる! Abletonの使い方・日本語チュートリアル - 銀河ボブのメモ
ある程度曲の形が出来てからは流石にテンポとキーを決めて撮ったけど、最初はまったく関係なしに撮っていった。
生演奏素材が多くテンポが揺れている関係でなんとなく生き生きした感じになっていく、動画を編集したら音楽が出来て、音楽が出来たら動画も出来ているというのが良いなあ、と。
単に音だけを素材として録っていく手法なら今までも何度も繰り返していたけど音だけだと素材を聞き返すのが単調な作業になり、苦痛だったりする。
動画素材だったら視覚的に面白いのでそのへんがクリアーできた。
CPUの負荷や、更に複雑で長めの動画を編集したら書き出しが無事出来るか心配なことなどが問題点。
実際には720pの動画でやっているのでCPU負荷はそれほどでもない。オーディオをアレンジャービューで編集している時とそんなに違いはないかも?くらいな印象。
むしろ、ハードディスクが動画の再生に追いついてない感じ。テンポをゆっくりに(これも動画にWARPが使えるからこその技)してみたらある程度動画の細かい切り替わりも確認できるから、それでなんとか当たりを付けて書きだしてから最終確認している。
将来的にはSSDを導入してSSD上で編集するふうにしたい。
やすくなったし、このへんを試したい。
最近のMacならThunderboltがついてるからこのThunderbolt外付けケースを組み合わせれば外付のSSDが簡単に実現できる。
アレンジャービューオンリーでのビート作り、曲作りということになるので融通が効かない場面も多く、ストレスが多い。しかし、制限の中で作っていくならではの良さが感じられて工夫のしがいがあった。あまり沢山重ねると書き出し時のエラーが心配だったりして、それ故に音が少なめでも成り立つようにするには?とか考えて編集していったり。
制限がなくて、なんでも出来ちゃうとあれこれいじりすぎて詰まりやすい。
今回のやり方の場合はあれこれいじれない。ああしたい、こうしたいというアイデアを試すには動画の素材を新たに撮るしか無い。遠回りで効率が悪いが、単純なやり方なので変なストレスは無い。ある意味清々しい。
「音だけ差し替える」という手法も試したが、それだとなんか嘘くさい、気持ちが悪い。
やはり音を一つ増やすにしても新たに撮るというのがしっくりきた。
それでいて、楽器の生演奏とも違う。
練習して何回もやり直すというのも嫌いなので編集でビートにしている。このやり方はテクノの本質かもみたいなことも感じた。うまくいえないが、練習して上手くなるというのは才能のある人の特権みたいなものであり、そうじゃない自分でも機械を使って色んなことができるというところに可能性を感じている。
仕事でパソコンを使うのが自然であるように楽器の演奏にもパソコンを使ってもいいじゃない。
また、「続きをやる」というのが苦手なタイプなので、毎回アドリブでサクッとシンセや物音、ドラムマシンなどをサクッとサンプリングして鳴らしてみるだけという脊髄反射的な作業は性に合っている。
このやり方には可能性を感じていて、興奮している。いいやり方見つけた!いやっほーいという気分。
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