ロボ声マシン・ボコーダーElectro Harmonix V256のまとめ これは買いなのか!? 前編

■Electro Harmonix V256 エレクトロハーモニクス ボコーダー 並行輸入
Electro Harmonix V256 エレクトロハーモニクス ボコーダー 並行輸入 ¥ 19,290

↓この動画はオフィシャルではないが、Electro Harmonix V256の性能がとてもよくわかる。
後半ではダフト・パンクとシェールの有名曲を演っている!
この動画のようにうまく思ったとおりにロボットボイスを出せるように歌うのには訓練が必要だが、練習すればこのようなサウンドが出せるということでもある。
http://www.youtube.com/watch?v=wsA6BRxHg_E

特徴をまとめてみました。

  • リアルタイムでロボットボイスになるのでライブでの生演奏に使える(確実な動作で現場で使うことができるV256のようなハードウエアのロボットボイス機材は現在とても少ない)。
  • エレキギターも入力出来るのでロボ声で弾き語りが可能(1人ダフトパンク、 1人パフュームも出来る!)。
  • 横幅が14.4センチ、縦が11.9センチ、厚さが6センチのコンパクトサイズ(横幅はCDケースとほぼ一緒の大きさ)。
  • 重さは650グラム(フルサイズのiPadとほぼ一緒の重さ、ACアダプターの重さは不明)。
  • 本体にメイドインNYC ,USAと印刷されているようにアメリカのニューヨークで生産されているエフェクターだ。この辺のこだわりもマニアックでそそるものがある。いかにも音が良さそうな印象だ。


機能についてまとめてみました。

  • ボコーダーにはボコーダーバンドというパラメーターがあり、この数値が大きいほど人間の声に近いヒューマンな音質を再現できる性能であると言うことができる。V256ではビンテージな8バンドからスムーズな256バンドまで選べる。
  • ちなみにAbleton付属のボコーダーボコーダーバンドは最大で40なので、V256は相当になめらかな(=単語の聞き取りやすい)ロボット・ボイスを実現できるということが出来るだろう。
  • ボコーダーバンド=なめらかさ はいつでもBANDSという左から二番目の黒いつまみで調節出来る!
  • 内部的にはおそらくフルデジタルの製品であると思われるが、メーカーの製品ページにも内部が何ビットであるとか、そういった仕様についての記述がない(仕様ではなく使い方のページの最後に24bit 36Khzとありました)。この辺はきっと、余計なスペックに惑わされずにシンプルに使えるように楽器として良い音で鳴るようにちゃんと作ってあるから心配せずにアナログ機材のような感覚で使ってねというアメリカ人っぽいこだわりなのであろう。
  • このことを踏まえると本体のつまみやプリセットの表記を一つ一つ見ていけばそれがすなわち機能であるというふうに考えることができる。

  • 5つの黒いツマミはそれぞれ音質の調整のための機能を担っている。
  • 白いつまみはプリセットの切り替え用である。
  • 歌いながら、白いつまみで9つのプリセットを直感的に切り替えていき、ピンときたところで細かく黒いつまみを使って音質を調整していくという使い方だ。

  • 黒いツマミは左から順にBlend=「元の声とロボ声の混ぜ具合」、BANDS=「なめらかさ(単語の聞き取りやすさ)」、TONE=「明るさ」、GENDER BENDER=「男の声→女の声」、PITCH=「音程関係の調節」というふうになっている。プリセットによっては少し違う働きをすることもある。
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後編へ続く

http://d.hatena.ne.jp/coldplayer/20130517/1368785377