Ableton9の使い方 鍵盤左手の範囲だけ1本指でコードが鳴らせる便利機能 日本語チュートリアル

Ableton DAWソフトウェア Live 9 Standard 【アカデミック版】
Ableton DAWソフトウェア Live 9 Standard 【アカデミック版】


鍵盤の左手の範囲で、1本指で押さえてコード(和音)が鳴るような機能があったらいいのになぁ...。

でも、案外そんな便利な機能はDAWにもシンセにもついてない… 。

ABLETONにも、標準ではそんな機能はない… 。

でも、作れるんです!
それも、簡単に!

Ableton付属のMidiエフェクトのChordMidi Effect Rackを使います。

  • 1本指でコードを鳴らすだけなら簡単!

鍵盤から来たMidi信号を...→Chordデバイスに通して→音源へ送ってやるだけ。

↑ところで、この+4+7という数字の意味は?

047=ドミソ(長調) 
037=ドミ♭ソ(短調)なんです!


なんか暗号みたいだけど、ドから数えて鍵盤が何個あるかというだけのことです。だから、ドをゼロとしたときに、ミは4になり、ソは7になる。ミ♭はミより半音下がるので3になる。

というわけで、無事1本指でコードが鳴らせる状態にできたわけですが
この状態で使っていると、Chordデバイスを単純にアサインしただけなので、全部の鍵盤でコードが鳴ってしまうという問題点が出てくる。

左手で演奏する下のほうの鍵盤にだけ、1本指コード機能をアサインして、右手で演奏するような上のほうの鍵盤は普通に単音で鳴るようにしたいですよね。

それを解決するには、 Midi Effect Rackを使えばいいのです。

文章で書くと逆に難しい感じがするけど、動画で見ると分り易いです。
動画では9を使っていますが、 Live8でも全く問題ないのでご安心ください。
http://www.youtube.com/watch?v=wdSGpgrK0dI



YouTube yazawatamioのチャンネル

このようにして付属のデバイスをラックという入れ物にいれてうまく組み合わせたりすることで、新しい機能を簡単に追加したりできるのがabletonの本質的な部分なのです。カタカナで言うとプログラマブルである、しかもマウスを使ってチョイチョイとやるだけでできてしまうというのがいいですね。僕も、ある時期までプリセットの中から選ぶという方向で考えていて使いこなせずに不満だったんですが自分で考えて組み合わせて作ればいいのか!と気づいてからはabletonの使い方が理解できたような感じで、やれることが増えて楽しくなりました。

クラブ・ミュージックのための今すぐ使えるコード進行+ベース&メロディ (エンハンスドCD付き)

 Ableton Live用キーボードカバー Apple MacBook/MacBookAir/MacBookPro対応 US配列 AL-M-CC
Ableton Liveの【ショートカット操作】が印刷された専用キーボードカバー  MacBookAir/MacBookPro対応