テクノなアイテム003 オービタルのメガネ型ライトについてのまとめ
イギリスのテクノ・アーティストにオービタルという双子のユニットがいる。
ライブ演奏をするときのトレードマークとなっているメガネ型のライトについて語ろうと思う。
Orbital 20(Amazon)
ステージの上を暗くしてライトをオンにした状態だと頭の左右に、光る目玉がはみ出すようについてるように見えてまるで宇宙人のようだ。
↓現在の彼らは新しいタイプのスポーティーなデザインのライトを使っている。
http://www.youtube.com/watch?v=rpQQy52T0Ts
実は彼らの使っているのと全く同じ物を所有していたことがある。
どこで買ったかちょっと記憶が曖昧なのだが、買った時期はたしか1997年くらい。
多分秋葉原かなにかのジャンク屋さんで見つけたんではなかったかと思う。
メガネの構造は以下のようなものだった。
電源は単四電池を4本使用。
メガネのツルの部分が太くなっていてそこの部分の空洞に左右に二本ずつ分けて単四電池を入れる。
単四電池を止めるための赤いプラスチックのパーツがあって電池の頭の部分はむき出しになっているのが日本人の発想ぽくなくていかにも海外製品という印象だった。
メガネのつるを折りたたんでる状態では電池が接触していないが、頭にかける状態にしてメガネのつるをまっすぐに伸ばすと電池が接点に接触してライトが光るというシンプルな仕組みになっていた。
野外のレイヴ等のDJイベントでpa屋さんをしていたころに、日が暮れた後このメガネを装着して会場内を移動したり機材の操作を行ったりしていた。
トランス系などのイベントではこのような宇宙人のようなスタイルで歩いていても案外お客さんからはウケがよかったりして調子に乗って使っていたら、ぬかるみに足を滑らせた際か何かに地面に落っこちて足で踏んで折れてしまった。
結構大事な物だったのに現場で使ったりするものだから壊れてかなり後悔した。
買ってからは時間がずいぶん経っていたのでもう手に入らなかった。
・・・と思っていたら、オービタルが90年代に使っていたバージョンのものは
こちらのサイトで買えるのを発見!
そして、Twitterで教えていただいたのですが、オフィシャルショップで現在のバージョンのヘッドライトが買えます!
「いかにもテクノだなぁ」というような身に付けるアイテムというのはそう多くはないが、クラフトワークをおそらく元祖としてオービタルやダフトパンクの衣装などに受け継がれている。Perfumeの衣装も結構テクノなテイストであると思う。
面白いのはダフトパンクのサウンドは純粋なテクノとは違うブラックミュージックよりのソウルフルなディスコサウンドであるということ。Perfumeにしても音楽はテクノというよりはハウスやポップス寄りだ。
しかし、衣装から受ける印象はこれぞテクノといった感じがする。
テクノという音楽が成立するにはもしかしたら、サウンドと同じくらい衣装やビジュアルが重要なのではないかと思ったりもする。
あのKraftwerkのライブ演奏にしても映像・衣装・といったビジュアル的な部分は欠かせない要素であり、サウンドだけのストイックなスタイルのステージだったら全然違う音楽性になっていた可能性すらあると思う。
テクノなファッションはステージでは成立するが、日常では未来っぽすぎて無理があるあたりも面白い。
ステージでのビジュアルの未来っぽさに思わずワクワクする感じがテクノの楽しみなのかもしれない。
「テクノ歌謡」ディスクガイド
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