10分ちょっとで分かるAbleton Live 9のBeat Repeatの実用的使い方の動画(live8でも共通です)



YouTube yazawatamioのチャンネル

http://www.youtube.com/watch?v=Mln0RSyjV5Q

  • Ableton Live 9のBeat Repeatはドラムループのソロの場面で上手に使うと有機的にリアルタイムでビートを変化させられるので、曲作りやライヴ演奏を盛り上げるのに超役立つ。

  • 今回はMPC1000 XLCDで組んだビートにBeat Repeatをかけてみた動画となります。

MPC1000(XLCD)については多数の記事あり。こちらからどうぞ

  • Beat Repeatでできることはビートの一部分の繰り返し、無音部分を作る、音程の変化なので、スタッターエフェクトのような「刻む系」とも違うしスクラッチとも違う。独特のマシナリーでトリッキーな「エディット系」のビートが音を止めること無くリアルタイムで作れる。
  • Beat Repeatはどんなビートに対しても有効だけど、コード進行のある楽器のパートには合わない。ドラムがソロで鳴っている場面で使うのが最も効果的だPitch Decayという音程の変化の効果に関してはドラムではなく、ラップや歌の2小節以下のループによく合う。
  • あたかも人間の感覚で演奏してるかのような自動演奏機能もあるので良い塩梅の自動具合を作り、重要なひとつのツマミだけ人間が調節するみたいな感じで無理なく有機的にできる。
  • これがうまくいくと忙しくあれこれ手を動かさなくてもいいので、まるでジャンボジェットのパイロットのようにドーンと構えていられる。その分全体が客観的に聴こえてくることになる。
  • Beat Repeatは案外使い方が難しい。結構、理系っぽい構成というかあんまり直感的ではない。でも、実際に使う際に便利な機能がツボを押さえて用意されており、非常に練りこまれた洗練されたプラグインだ。
  • 動画の中での重要ポイントを挙げると、Beat Repeatのコツは、まず原音とエフェクトのかかった音の聴き分けが必要(Mix 、Ins 、Gateの違い)。
  • ビートのパターンをある程度頭の中で把握しておく必要もある。二拍目にスネア、三拍目の裏に細かいチキチキがあるみたいな、元のビートの特徴とおいしい部分を分かっておくと全然違ってくる。
  • いくらBeat Repeatをかけても元のビート次第なので、自分の本当に好きなビートを用意することも大事かもしれない。ちょっと試すだけだから適当なブレイクビーツでいいやではなく、好きな曲の好きなドラムソロの部分をわざわざ用意したうえで、ぜひ!それによって結果がすごく変わってきたりするんで。
  • あとは、大きいループ周期と細かい繰り返しの音符、それから繰り返しの回数を設定できれば基本はOK。
  • 次に大事なのは音楽的な使いこなしで、動画の後半で触れている。繰り返し音にフィルターをかけて音をなじませるやり方、Decayの裏ワザで無音部分を作り、Chanceとバリエーションの調節で聴き飽きにくくて、予想しにくい変化のある繰り返しを作り出せばDecayだけを弄ってれば十分かもしれない。
  • Pitch Decayというパラメーターは動画の中で説明が矛盾してしまっているが、これは頭で動作を理解するのが難しいパラメーターとなっている。実際に触ってみると分かるが、単純な変化ではない。 難しく考えず、耳で聞いて気持ち良い塩梅になるように調整して活用するベシ。

↓なにしろAbletonの説明もこうだから。

  • Repeatというボタンは押すと音がフリーズしたようになって、押した瞬間の音を繰り返し始める機能です。このボタンは完全にリアルタイムで作動するので押すタイミングが大事です・説明をし忘れました。すみません!

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