Windowsでしか使えなかったナイスな無料シンセ「Kairatune」が1.2からMacでも使えるようになったので早速試してみた!
Kairatune version 1.2 is available for download! This update adds native 64-bit support for Windows users and makes Kairatune available for Mac users for the first time. The OS X version supports both 32-bit and 64-bit Macs and is available as Audio Unit instrument as well as VST instrument.
Kairatuneバージョン1.2がダウンロード可能です!このアップデートでは Windowsユーザーのためのネイティブ64ビットサポートを追加し、初めてMacユーザーのためのKairatuneが利用できるようになります。 OS Xのバージョンは、32ビットと64ビットの両方のMacをサポートし、オーディオユニット(AU)だけでなく、VSTインストゥルメントとしてもお使いいただけます。
- インストールの方法
ダウンロードはこちらから
特に前知識もなく導入してみた。Macのバージョンは10.8.5。
このバージョンのMacではライブラリフォルダは通常時は非表示になっているのでMacのFinderの上部にあるメニューの「移動」をオプションキーを押しながら選択するとライブラリへ移動できる。
ダウンロードしたフォルダの中の「Kairatune.component」を
ライブラリ >Audio >Prug-Ins >Componentsフォルダ に放り込んでやり、
Ableton Live 9を再起動すれば使えた。
特徴
- 減算型のバーチャルアナログシンセ
- 単音しか出ないモノシンセ、波形もノコギリ波と矩形波の2種しかないが2つの波形間は滑らかに変更できる。
- ピッチのところにあるビブラートとトリルがオリジナリティがあり面白い。声っぽい変化を作れる。
- モノシンセであるしCPUへの負荷も決して軽くないが音はその分芯があって良い。結構音が良いシンセと言えると思う。太いとも思うし、ヌケもいい。でもビンテージシンセの再現ではないので癖や個性はそんなに無い印象。
- 右上のメニューのところに「プリセットを全て消す」と「プリセットを復元する」の両方があるのがユニーク。豊富なプリセットが使いやすく分類されて付属しているからすぐ使いたい向きにも嬉しいが、選ぶよりも作るほうが楽しそうだったのでプリセットを全部消した 笑。プリセットを消してもいつでも戻せるというのが良い。音色を自分で作って1つずつ貯めていく方向で楽しもうと思う。
- 音作りをひと通り試したらなかなか良いシンセだった。エフェクターもディレイ,EQ,フェイザーが内蔵。アンプのとこにあるドライブで歪ませてフィルターエンベロープをエディットしてケミカル・ブラザーズの使うような叫び声のようなアナログシンセサウンドが作れた。
- ツマミを右クリック(二本指タップ)すれば、MIDIコントローラーを簡単にアサインできる。その際も指定した範囲にアサインできるようになっていて後からの変更もし易い。例えばフィルターのカットオフ・フリケンシーが「TUNE」という呼び名であり可変範囲がマイナス方向にもあるのだが、この場合もMIDIコントローラーを上半分範囲にアサインできるから普通のアナログシンセの感覚で使えるので気が利いている。
- 音は良いし、ちゃんと使える洗練されたシンセ。フリーのものとしては文句無し。和音が出ない点だけ注意。
via Synthtopia - Free Synth For Mac & Windows, Kairatune
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