【動画】AKAI Synthstaion(iPad)でエレポップ(シンセポップ)を演奏してみた。


YouTube yazawatamioのチャンネル

http://www.youtube.com/watch?v=Ex88MvW3-bk:MOVIE:W520
AKAI Synthstaionアプリのシンセサイザーとしての音が分かる動画を作ってみた。
SynthStation - Akai Professional

AKAI SynthStation
Synthstaionのシステムはドラムマシン+ポリシンセ1+モノシンセ1+モノシンセ1となる。

シーケンス(パターン)は順に再生していくだけしか出来ないのが困った。

複数のシーケンスを組んで、ループ再生させて好きなタイミングで次のパターンに移るとかいうふうなことは、出来ない。

(正確に言うと、出来るけどそうやって使うための設計ではないので任意のパターンにジャンプするにはメニューウィンドウを開く必要があり、流れの中ではやりにくい。iPhone版のほうではやりやすい。)

かといって最初から最後までパターンを並べて計画的にプログラミングしていくのも即興性が無くてつまらない。

だからひとつのパターンをループさせてパートの抜き差しでなんとか曲っぽい展開を作ることにした。

ベースは展開するので打ち込まずに弾くしかなくてアルペジエーターをオンにしてリアルタイムで弾いた。結果的にシンセの演奏感が出て良かったかもしれない。

エレポップな感じの演奏が表現しやすいアルペジエーターだなと思った。

mini kaoss pad 2のループ系エフェクトをドラムがソロの時にかけて変化をつけたりもした。ドラムを短くループさせつつ、リバースさせたり出来るタイプのプリセットを使い、なかなか楽しかった。

シンセ部分のフィルターとかエンベロープとかをリアルタイムで弄ったりもしたかったがシンセサイザーに切り替えるとほんの一瞬音が止まったりブチッといったりしているのに気づいて聞き苦しいかもしれないのでやめた。

作ってるときにはシーケンサーとシンセをがんがん切り替えながら作業しててかなり盛り上げる感じなんだが、そのときには音の途切れやブチッというのには気付かなかった。

撮影する際に客観的な視点に切り替わると気になるようになるみたい。人間の心理というかちょっと面白い。

結果的にパフォーマンス画面で演奏したので左上のミキサー部分を多用したが、本格的に操作するとミュートスイッチ小さすぎ!ということも思った。

それにしても各パターンをループさせつつどんどん切り替えていくような仕組みがあればなあ。そしたらMPC1000でやってるのに近い感覚でライヴ演奏出来るのに。

よく考えたらNanostudioでもそういう即興演奏は出来ないし、案外即興に向いたDAW系のアプリって少ないかも。

というわけで、シンセポップな感じのフレーズを量産するシステムとしては使えるというのは分かった。

Synthstaionで作ったフレーズをMPCにフレーズサンプリングして組み立てたりライヴ演奏しながら展開を考えたりしていくのがいいかな。

まあとにかくiPadがあればどこでもフレーズを作れるのはいい。ただフレーズを作るんではなくシンセの音色とセットで作れるというのは助かる。

昨日もSynthstationについて詳しく記事を書いた。
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