KORG MAXITRIBE登場か? その仕様を徹底検証。

  • 追記


↑このArturia MiniBruteの画像を加工したガセネタだったようです。
見比べると確かに鍵盤と枠の部分、それから色合いもそのままですね。

そうです、思いっきり釣られてしまいました(^^;;
記事自体は残しておきます。


大きな画像はこちらからどうぞ
海外のサイトでリーク画像が出回っている。
フォトショップで作ったにしては地に足がついた仕様であり、本物っぽく感じる。
画像をみた感じだと2VCOのモノシンセ。

2つのオシレーターを単純に混ぜるだけでなくFMとRINGモジュレーションに対応しているのでエグイ感じのシンセリードサウンドも作れる。

その他の特徴として、EGは2つあり、SUBオシレーター、ノイズジェネレーター、エフェクト(リバーヴ、ディレイ)LFOの波形が3つ、KORG伝統のスティックタイプのピッチベンド兼モジュレーション、プリセット呼び出し用のディスプレイ、もちろんレゾナンス(PEAK)も搭載。


入出力端子類をチェックしてみよう。SYNC端子( IN & OUT)、ヘッドフォン、LEFT、RIGHT(MONO)アウト、AUDIO IN ,DC9V電源入力、電源スイッチとなっている。
もしかしたら電池駆動する可能性もある!?

鍵盤はで25鍵。フルサイズの鍵盤なので弾きやすい。ステージでシンセベースやシンセリードとして片手で弾きまくる用途にも活躍しそう。

USBやMIDI端子は搭載されてないようだ。名前がMAXITRIBEであるというのも大きな特徴だ。これはあくまでTRIBEシリーズのひとつという扱いであり、SYNC端子( IN & OUT)があるのでMonoTribeと組み合わせて使うコンセプトなのだろう。

しかし、シーケンサーの付いていない(と思われる)MAXITRIBEにSYNC端子が付いてもあまり意味がない気もする。現状の仕様だとMONOTRIBEのテンポにMAXITRIBEのLFOを同期させるくらいしか出来ないからだ。

もしかしたらMONOTRIBEの次回のバージョンアップによって、同期にしか使われてないSYNC端子が外部シンセ(=MAXITRIBE)をシーケンス出来るようになるのかもしれない。

USBやMIDI端子が無いのはパソコンのDAWや従来のMIDI機器とは直接繋がらず、あくまでアナログの世界でTRIBEシリーズを組み合わせて遊ぶというコンセプトではないだろうか。USB-MIDIでパソコンからシーケンスできれば便利だが、そうなるとソフトシンセと比較されることになる。ソフトシンセのカラフルな音色に比べればアナログのモノシンセは地味なものであり色あせてしまう。

USB-MIDIを付けずに弾きやすい鍵盤を搭載したことで安易にDAWシステムに組み込まれることを拒否しているように思える。それによってユーザーはアナログの世界に没入できる。

アナログのマシンだけを集めて組み合わせてワクワクしながら電子工学やシンセサイザーの面白さを「学べる・遊べる」というユーザー体験を提供したいのではないか。
ユーザーはピュアなアナログの世界で得たものを持ち帰り、DAWなどを使った音楽制作に体験をフィードバックすればいい。そんな感じのコンセプトじゃなかろうか?

アナログにこだわっているということはエフェクトのリバーヴとディレイもデジタルのやつではなくてアナログのものを搭載してるかも。

MAXITRIBEはいままでのMONOTRONシリーズとMONOTRIBEのシンセ部分を合体させたものということも出来そうだ。
そう解釈すると「MAXI=長めの=大盛り」と解釈出来て府に落ちる。

多機能にもかかわらずパッと見ではすごく簡単そうな印象に仕上げているあたりにも狙いを感じる。
あくまで敷居は低く誰でも触りたくなるような間口の広いシンセになるだろう。

↓ となるとUSB-MIDIの付いたこれとは世界観が異なるのでライバル機種ではなくなるが売上に影響が出そうだなー。




元ネタのサイト

http://www.sequencer.de/blog/korgs-new-something-analog-synth-maxitribe-or-hoax/14389