グルーヴについて色々考えてみた。動画で作曲・Daft Punk風グルーヴの作り方解説(Ableton Live9の使い方日本語チュートリアル)
バンダイ Guy Manuel De Homem Christo Daft Punk アクションフィギュア
http://www.youtube.com/watch?v=Dm7JfscfZpU
グルーヴ - Wikipedia
リズムやコードの音を、ベターっと均等に鳴らすのではなく遅らせたり早まらせたりする部分を作ることでフレーズの中でスキマを作り、緊張感を作り出していくというの解説している。音の鳴るタイミングだけでなく、音を切る(鳴り止ませる)タイミングも関係してくる。
パート単体ではシンコペーションによる緊張感があるが、全体で組み合わさるとグルーヴになっていく。
例えばベースの4拍目の大きなスキマでギターのリフが鳴る
というふうに組み合わさっている。
なんとなくいい感じだなというサウンドになったときにはこのようにうまく組み合わさっていることが多いが、だからといって最初から計算して組み合わせていくのは難しい(計算して作ろうとすると大抵ぎこちなくなる)から、だからこそ作り続ける原動力や楽しみになる。
各パートがシンコペーションしてトリッキーなタイミングで鳴っているのでキック(バスドラム)の音はベターっと均等に4つ打ち(イーブンキック)で鳴ることで安心感、安定感が出てくる。
機能的には各パートがどれだけシンコペーションしているかを感じるための座標となる。
どういった状態がグルーヴが出ているといえるのか?ということも考えてみたが、ある意味「聴き流せる」というのはグルーヴがあると言えるのかもしれない。
ラジオやポッドキャストのトークでも、言葉のリズムやトーンの気持ちの良いものは内容は聴かずに聴き流せる。
でも、気持ちが良い。
この状態もある意味グルーヴが出ていると言える。音楽でなくともグルーヴが出ている状態はあるというふうに解釈出来るし、喋りが響きやリズムとして気持ちが良いというのも音楽であるというふうにも考えることができる。
言い方を変えると、リピート再生でずっと繰り返しても「飽きずに聴き続けられる状態」でもいいかな。
音色について
グルーヴと音色(ねいろ、おんしょく)には重要な関係がある。
厚みのあるベース、声のようなうねりのあるリードシンセなどは気持ちが良い、気持ちが良いということはそれもグルーヴに関係する。
ハードウェアサンプラーやコンプレッサー、古いエフェクター、ミキサーのヘッドアンプなどを活用して音をうまく歪ませたり重ねたりすると均等なキックの四つ打ち単体でも気持ちが良いものが作れたりする。
シンコペーションではなく、音色だけでもグルーヴは出る。このへんは今後の動画で分かりやすく伝えられたらいいなと思う。
この動画で使った音色については前回の記事に詳しく書いた。
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