iPhoneを買うための言い訳 (昨日の続きです。)

いや〜暑い。でも夏は好きです。
 さて続きを。俺は仕事(作曲、録音)しやすい環境を求めて試行錯誤を何年も繰り返したあげく、どうも住んでいる場所では仕事が出来ない体質だと気づきました。図書館に行かないと勉強出来ない子がいたりしますが、あんな感じに近いかもしれません。今はニートなんで実家ですが、この10年間あまり、賃貸に住んでいた時も、無理矢理がんばって作っていたのですが、どうも基本的に家だと理性は働くけど、感情のほうがついてこない状態で、それだといい曲が出来ないんですね。いいものをつくるには無心になって必死になってそしてアホになれないと駄目なんですよ。

家だと、どっかで評価とか、流行りとかを気にしたり計算が働いている状態で、単なる組み合わせ以上のものが生まれにくいという悩み。

これを解決する方法が見つかったのが最近なんですが、それは移動しながら考えるというやり方でした。おそらく俺が家だと煮詰まるのは、家族だったり、近所の人だったり、賃貸であれば隣人の気配だったりなどを過剰に意識してしまうことが原因ぽいと。

ところが散歩したり、自転車で走ったり、車を運転したりといった移動している時って感情と理性が両方うまく働くんですよ。人の気配を感じずにすむ最も手軽で安上がりな方法は決まった場所を持たず、常に仕事をやりやすい場所を求めて移動し続けるということだと気づいたわけです。

賃貸で静かなところを探しても、良い物件ほど高いですし、対価にたいしての効果も基準が主観である以上保証はされません。
一方、自分から動き続ければ、周りの気配や人の存在はコントロール出来ることになり(嫌だったら移動すればよい)、コントロールできればそれはストレスになりません。
以上のような個人的理由から、最近は考え事全般を外でするようになりました。朝、起きたら犬の散歩。日中は自転車に乗り図書館や音楽練習室、公園の木陰やマクドナルド、夕方からは親の車を借りて適当な場所へ行き、車内で曲を作る。そんで、貯まったアイデアを週末に音楽練習室に入って録音するというローテーションです。これがなかなか良い。

持って行く道具はiPod、電池で動く小型の音楽専用機(YAMAHAのQYシリーズ)、ノート、ペンなど。練習したい気分の時はギターを持って行きます。これらの道具に加えて、パソコンがあるといいなと思っていたのですが、パソコンはノート型でも、自転車で持ち歩いたりするとしんどいです。振動等にも気を使うし面積もでかいです。しかしパソコンがあればiPodでかかった曲のコード進行を検索したりできますし、音楽的資料の宝庫、YOUTUBEを見ることも出来ます。

家だとその全てが揃うのですが、気配の問題があって仕事が超やりづらい。
そこでiPhoneです。iPhoneなら俺がパソコンに求めることをあの小ささで実現してくれます。実はiPhoneの導入のために(貯金も兼ねて)何ヶ月も前からAUの携帯を解約して待っていたほどなんですが、日本でスタートしたら思っていたより随分高かった。iPhoneに20万円払えるか?最初は20万円ならMacBookか,AiriMac買うわ。とあきらめていました。しかし、俺が次に買うパソコンは外で使うための小型でネットにつながるものなのだという観点から見るとiPhoneは最適なのです。

20万円の中には定額のネット利用料金も含まれており、通話はほとんど使わない俺にとってはこれ以上お金が出ていく心配もないです。20万(2年間あたり)で結構理想の仕事環境が揃うということで、もうこれはいくしかない!やったー!買う言い訳が見つかった!!!

つまり最初から感情的には買いたくて仕方がなかったのです。理由はあとづけですな。でもホントに外で仕事をやるというのはいいですよ。